先日、常陸太田市にてCanon DIAL35 SE 28mm f/2.8 ハーフサイズカメラを出張買取いたしました。
ハーフサイズカメラとは、135フィルムをいわゆる「ライカ判」(36mm×24mm)の半分のハーフ判にて使用するカメラで、ハーフカメラとも言います。
フィルムが高価だった時代に、2倍の枚数が撮影できることで人気が出ましたが、フィルムのカラー化に伴う現像・プリント価格の上昇やフルサイズカメラの小型化・廉価化に伴い衰退していきました。
また、DPEショップのチェーンが広まるなどといった現象の動因となったミニラボの時代以後では、店頭の機材がハーフサイズに対応していない場合に設備を持った現像所に送るため、現像に時間を要するということもデメリットとなりました。
今回のご依頼は、農機具の査定でお問い合わせをいただいていたお客様でしたが、お伺いした当日に急遽「古いカメラがある」とご相談をいただき、その場で追加で査定をいたしました。
まず、カメラやレンズのメーカーや型式をもとに、どれくらいの需要や希少性がある商品なのか、大まかな査定額をお出しします。
次に、外観の状態や動作異常の有無など、お品物の状態を見ていきます。
カメラやレンズは湿気や埃に弱いため、適切な保存方法を取らないとカビが発生してしまいます。
カビが発生してしまうと撮影した写真にカビが写りこんでしまうこともあります。
また、内部にカビが発生してしまった場合、それを取り除くには分解する必要があるので知識も技術も必要となります。
個人での修理やメンテナンスはとても難しいため、専門店に依頼をすることが一般的なようですので時間もコストもかかってしまいます。
そうならないためには、防湿庫や専用の保管庫を使用することが望ましいです。
簡易的な方法としては、市販の乾燥材や除湿剤と一緒に密閉できる容器に保存しておくといった方法も有効です。
定期的に乾燥材や除湿剤の状態の確認は必要になりますが、カメラやレンズにカビが生じてしまった際の対処に比べれば簡単なメンテナンスと言えます。
カメラを売る際にはもちろん状態が良い方が査定額は高くなりますが、お手持ちのカメラやレンズをなるべく良い状態で長くご使用いただくためにも今回ご紹介した保存方法を取ることをおすすめいたします。
お電話でのお問い合わせの場合、受付時間は8:30~17:00となっております。
お品物の数が多い場合や、電話受付の時間に間に合わない場合にはLINE査定をおすすめしております。
また、これからお引っ越しシーズンに伴い、出張買取についてのお問い合わせが増える見込みです。
お客様のご希望の日程に沿えない場合も考えられますので、出張買取をご検討中のお客様はお早目のお問い合わせをおすすめいたします。
ぜひよろしくお願いいたします。
出張リサイクルショップ24時 楊箸