先日、桜川市にて農業機械を複数点まとめて出張買取いたしました。
その中から今回は足踏み式の脱穀機についてご説明いたします。
脱穀機とは、稲や麦などの穀物の穂から籾や実を取り出すための農業機械です。
現在では電動タイプの物が主流です。
【脱穀機の種類】
・足踏み式
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仕組み:足でペダルを踏んで回転するドラムに穂を押し当てて脱穀します。
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特徴:電力不要・持ち運び可能・昭和初期まで主流でした。
・手回し式
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仕組み:ハンドルを手で回してドラムを回転させます。
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特徴:足踏み式より力が要るが、似た用途で使われます。
・モーター式(電動・エンジン式)
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仕組み:エンジンまたはモーターでドラムを高速回転させ、穂を入れると自動で脱穀できます。
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特徴:作業効率が高く、大規模農業に適しています。
・コンバイン(コンバインドハーベスター)
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仕組み:刈り取り・脱穀・選別・袋詰めまでを一台で行うことができます。
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特徴:現代農業の主力機械で、大面積の作業に最適です。
【足踏み式脱穀機】
・構造と仕組み
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踏み板(ペダル):足で踏む部分です。これを踏むと内部のドラムが回転します。
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脱穀ドラム:トゲや突起が付いた円筒で、これが回転して穂先をこすり、籾(もみ)をはじき取ります。
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穂受け板/ガイド:穂を差し込む位置を固定する役割をします。
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フレーム:全体を支える木製または鉄製で出来た枠です。
・使用方法
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刈り取った稲や麦の穂を束にして手で持ちます。
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ペダルを足踏みしてドラムを回転させます。
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ドラムに穂先を押し当てて、籾をこすり落とします。
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落ちた籾は下に落ち、後で回収します。
・特徴
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人力操作:電気や燃料を使わないため、電源が不要です。
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持ち運びやすい:比較的軽量で、小規模農家や山間部でも使用されていました。
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今ではレトロ農具として博物館や体験農園などで目にすることが多く、現代では電動の脱穀機に取って代わられています。
昨今のレトロブームにより、今回買取したような動力を使用しない古いタイプの農機具の需要が一部で高まっています。
状態にもよりますが、需要や希少性の高い機械については古いものでも査定の対象となることもございますし、高額で買取させて頂くケースもございます。
ご自宅の蔵や倉庫に眠っている農業機械がありましたら是非弊社にお問い合わせください。
お問い合わせの方法については主にお電話かLINE査定にて受け付けております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
出張リサイクルショップ24時 楊箸