水戸市にてYAMAHAのクラシックギターを出張買取をいたしました。
サウンドホールの中を覗いて見ていただくと、下の写真のようにメーカーや型番などの商品の情報が記載されていますので、そちらをもとに査定をします。
【ギターの大まかな種類】
・アコースティックギター
アコースティックギターとは、電気を使わないギターのこと 全般を指す言葉です。
弦を弾いただけの音自体はあまり大きくないのですが、ボディが音を響かせる構造になっていて大きな音が出るようになっています。
弦の数は基本的に6本で構成されており、 指やピックで弦を弾く楽器となります。
・クラシックギター
アコースティックギターやエレキギターはスチールの弦を張りますが、クラシックギターの弦はナイロン製です。
音が高い第1弦から第3弦は透明な1本のナイロンで、低音の第4弦から第6弦は銀色ですが、中身ナイロンを約200本を束ねた弦で、上から銀メッキの銅線を巻いた巻線弦(まきせんげん)となっています。
ナイロン弦の特長は、そのやわらかさから、優しい音色が出せることです。
指ではじいた時の振幅も大きく、隣の弦に当たらないように弦と弦との間を広く取る必要があります。
・エレキギター
エレキギターはアコースティックギターとは異なり、基本的に楽器本体のみでは演奏ができません。
金属でできた弦の振動を電気信号に変換し、ギターアンプから音を増幅して出すのが特徴です。 実際の音よりも大きな音を出力できるため、複数の楽器と同時に演奏するようなシーンでも音が埋もれません。
【クラシックギターとは】
クラシックギターはアコースティックギターの一種で、特にクラシック音楽やフラメンコなどのジャンルで使用されるギターです。
エレキギターやアコースティックギターとは構造や弾き方が異なり、独自の特徴を持っています。
・弦の種類
- クラシックギターの最大の特徴は、弦がナイロンであることです。
- ナイロン弦は、スチール弦に比べて柔らかく、音が温かくて丸みがあります。
- 指先に優しく、指板を滑らせる感覚が良いと感じるギタリストが多いです。
- 低音弦(3〜6弦)はナイロンに金属の巻線(例えば、銀メッキの銅線)が施されたものが使われることが多いです。
- 高音弦(1〜2弦)は、ナイロン単体または複合素材(例えば、硬質ナイロンやカーボン)で作られていることが多いです。
・ボディの構造
- クラシックギターは、アコースティックギターの一種ですが、エレキギターとは異なり、ボディは完全に空洞で、音が共鳴することで音を増幅します。
- ボディはアコースティックギターと比較して、比較的小さめで丸みを帯びた形をしています。
- また、ボディの側面はアコースティックギターよりもやや深めで、音の響きが豊かになります。
- 表板は通常、スプルースやシダーなどの木材が使われます。
- シダーはより温かみがあり、スプルースはクリアでシャープな音を提供します。
・ネックと指板
- クラシックギターの指板は、通常約52mmの幅で、アコースティックギターやエレキギターよりも広めです。
- この広さにより、指を広げて押さえやすく、複雑なコードやアルペジオを弾くのに適しています。
- フレットの数は通常19〜20フレットで、ポピュラー音楽に使われるエレキギターやアコースティックギターよりも少ないです。
- フレットは比較的小さく、演奏感も異なります。
・奏法
- クラシックギターでは通常ピックを使わず、指で弦を弾く「指弾き」が基本です。
- 親指(p)、人差し指(i)、中指(m)、薬指(a)を使い分け、複雑なアルペジオやメロディを弾きます。
- ピアノのように複数のメロディと伴奏を同時に奏でることが求められます。
- クラシックギターには、レガート(滑らかなつながり)、スタッカート(短く切る)、トリル(隣の音を高速で繰り返す)など、多様なテクニックがあります。
- また、指で弦を叩く「ゴング」や、「ハーモニクス」などもクラシックギターならではの演奏法です。
・音色
- ナイロン弦と木材の組み合わせにより、クラシックギターの音色は非常に温かく、深みのあるトーンを持っています。
- 低音は豊かで、華やかな高音とのバランスが良い音が特徴です。
- 音色はアコースティックギターやエレキギターに比べて非常に柔らかく、ダイナミクスを使った表現力が豊かです。
- 音量が比較的小さく感じることがありますが、その分細かなニュアンスを表現しやすいです。
ギターを査定する際には、キズや汚れの程度の他、指板の状態やネックの反り、その他に見た目以外の演奏に影響の出る傷みがないかどうかを見させていただきます。
弦については消耗品ですのでサビていたり切れていても査定にほとんど影響はありませんのでご安心ください。
今回はハードケースも一緒に、との事でしたので査定額のアップにつながりました。
その他、替え弦やスタンド・ストラップ、エレキギターであればシールドやアンプ・エフェクターなども一緒に併せて査定に出していただくと査定額アップに繋がります。
ギターなどの楽器は古くても型式や年式によってはヴィンテージギターと呼ばれ、プレミアが付く場合があります。
そういったお品物は状態のよくないものでも、高額で買取できる可能性があります。
今回のクラシックギターもサウンドホール内のシールに型式の他に1980と記載がありましたので、そちらをお伝えいただければより詳細に査定を行うことが出来ます。
ギター以外にもベースやドラム、電子ピアノやアップライトピアノ、管楽器や和楽器の買取も行っております。
いくらくらいの値段が付くのか知りたいだけといったお問合せでも構いません。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
出張リサイクルショップ24時 大森