益子町にて不要な農機具が複数点あるので査定してほしいとのことでご依頼をいただきました。
全て今シーズンまで問題なく使用できていたものとのことで、実際にお伺いしてからお品物の状態をもう一度確認をさせて頂いて正式な査定額をご提案させていただきました。
査定内容にもご納得いただけましたので、当日中にすべての機械の回収作業をさせていただきました。
今回ご説明するのは『バインダー』です。
バインダーとは、稲刈りに使用する機械のことです。
稲刈りに使用する機械は他にも『コンバイン』がありますが、バインダーは小型で小回りが利くため軽トラの荷台に積んで移動したり、複雑な地形の田んぼの稲刈りをするのに向いています。
【農機具の査定方法】
・メーカーや型式
まずはメーカーや型式からおおよその査定額をお出しします。
機械の新旧にかかわらず、直近約1年間の需要や希少性を元にお値段をお出しします。
新しいから高い、古いから安いというわけではありません。
また、元値が高額でも需要が高くなければ査定額も下がってしまいます。
・状態
動作が正常であるがどうか、タイヤはパンクしていないか、座席の破れやほつれは無いか等、内部から外観の状態まで確認させていただきます。
完動品でなくても機械によっては部品取りとしての需要があるため、多少のお値段をお付けすることが出来る場合があります。
不動の場合でも、農業機械の場合には無料で回収できる場合が多いです。
・付属品
後付けで購入した部品、取扱説明書、その他の付属品についても確認させていただきます。
逆に、専用の付属品が欠品している場合などには査定額が下がってしまう原因となりますので、事前にご確認をお願いいたします。
・その他
解体作業が必要な穀物乾燥機や不動の機械で運び出しに特殊な作業が必要な場合、作業費用をご負担いただくこともございます。
機械の大きさや人員、作業内容によって作業費用は変わります。
金額にご納得いただけない場合にはその場でお断り頂いても構いません。
その後の無理な勧誘や営業は一切いたしませんのでご安心ください。
【農機具を放置すると故障しやすい?】
農機具を長期間使用しない場合、故障する可能性が高くなる理由はいくつかあります。
農機具に限らず、機械全般に共通するものであり、適切なメンテナンスが行われていない場合に特に顕著になります。
・バッテリーの劣化・放電
長期間エンジンをかけないと、バッテリーが自然に放電してしまいます。
特に寒冷地ではバッテリーがさらに早く劣化することがあり、エンジンを再始動できなくなる可能性があります。
・オイルの劣化
エンジンオイルやトランスミッションオイル、潤滑油は使用しない期間が長くなると酸化や劣化が進み、粘度が変わることがあります。
これが原因でエンジンや機械内部の部品が摩耗しやすくなり、故障につながります。
・ゴム部品の劣化
タイヤ、ホース、シールなどのゴム部品は、時間とともに劣化していきます。
特に、使用しない間に紫外線や気温の変化にさらされると、亀裂が入りやすくなり、油漏れや空気漏れ、パーツの破損が発生することがあります。
・燃料の劣化
長期間燃料を使用せずに放置すると、ガソリンや軽油が劣化し、沈殿物やガム質の物質が生成されます。
これが燃料フィルターやインジェクターを詰まらせ、エンジンが正常に動作しなくなる可能性があります。
・サビの発生
農機具は金属部品が多く、特に湿気が多い場所に保管されている場合、長期間使用しないとサビが発生します。
サビは、エンジンやトランスミッション、ブレーキシステムなどの機能に悪影響を及ぼし、最終的には部品の交換が必要になることがあります。
・タイヤの変形(フラットスポット)
長期間同じ場所にトラクターを置いておくと、タイヤに変形が生じることがあります。
これを「フラットスポット」と呼び、タイヤが偏摩耗し、乗り心地が悪くなったり、バランスが崩れてしまうことがあります。
・電子部品の故障
最近の農機具には電子制御システムが搭載されており、湿気や経年劣化により電子部品が故障するリスクが高まります。
特に長期間使用しないと、接点不良や配線の劣化などが発生することがあります。
農機具の場合、離農して不要、商品の買い替えで不要、使っていた農機具の部品だけが残っていて不要、など様々な理由で買取のご依頼をいただいております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。
出張リサイクルショップ24時 大森