上三川町にて農業機械の出張買取をいたしました。
今回のお客様は複数点まとめて査定のご依頼をいただきました。
その中から今回はYANMARの乗用管理機のAC-10Dをご紹介いたします。
ヤンマーのクローラー型耕うん機「AC-10D」は、湿田や狭小圃場などの厳しい作業環境においても、安定した性能と高い作業効率を発揮する高機能モデルです。
小型ながらパワフルな空冷ディーゼルエンジンを搭載し、クローラー(無限軌道)による高い走破性とトラクション性能を備えています。
AC-10Dの最大の特長は、湿田や軟弱地などでの優れた作業性にあります。
クローラーは、三角構造を採用しており、ぬかるみでも泥はけがよく、走行中のスリップや沈み込みを大幅に軽減します。
軽量設計ながら前後バランスが良好で、狭くて起伏のある田畑でも安定した走行と耕うん作業が可能です。
また、「なめらかオート」と呼ばれる自動耕深制御機能を搭載しており、地面の状態に応じてロータリーの耕うん深さを自動調整します。
これにより、常に均一で美しい耕うんが実現でき、稲作や野菜作りにおける土づくりの質を大幅に向上させます。
操作系は人間工学に基づいて配置されており、直感的なレバー操作で誰でも簡単に扱える設計となっています。
前進6段・後進6段の多段変速により、作業内容やほ場の状況に合わせたスムーズなスピード調整が可能です。
さらに、セルスターターを採用しているため、エンジン始動も手軽でスムーズで、作業開始時のストレスを最小限に抑えています。
付属のロータリー(AR120)は耕幅約120cmで、一般的な小規模ほ場に最適なサイズですで、ロータリーの着脱は工具不要で行える構造となっており、作業機の交換やメンテナンスも容易です。
農家の作業負担を軽減し、効率的な圃場管理に貢献します。
燃料タンクは9.0Lの大容量で、長時間の連続作業にも対応しています。
整備性にも優れ、各部の点検・交換がしやすい構造となっており、耐久性とメンテナンス性にも配慮された設計です。
このように、「AC-10D」は単なる小型耕うん機ではなく、プロ農家のニーズにも応えられる多機能・高性能な一台です。
狭く複雑な圃場での耕うん作業や湿田作業において、圧倒的な使いやすさと信頼性を提供し、省力化・高品質な農作業の実現をサポートします。
【農機具の査定方法】
・メーカーや型式
まずはメーカーや型式からおおよその査定額をお出しします。
機械の新旧にかかわらず、直近約1年間の需要や希少性を元にお値段をお出しします。
新しいから高い、古いから安いというわけではありません。
また、元値が高額でも需要が高くなければ査定額も下がってしまいます。
・状態
動作が正常であるがどうか、クローラーのヒビの程度、座席の破れやほつれは無いか等、内部から外観の状態まで確認させていただきます。
完動品でなくても機械によっては部品取りとしての需要があるため、多少のお値段をお付けすることが出来る場合があります。
不動の場合でも、農業機械の場合には無料で回収できる場合が多いです。
・付属品
後付けで購入した部品、取扱説明書、その他の付属品についても確認させていただきます。
逆に、専用の付属品が欠品している場合などには査定額が下がってしまう原因となりますので、事前にご確認をお願いいたします。
・その他
解体作業が必要な穀物乾燥機や不動の機械で運び出しに特殊な作業が必要な場合、作業費用をご負担いただくこともございます。
機械の大きさや人員、作業内容によって作業費用は変わります。
金額にご納得いただけない場合にはその場でお断り頂いても構いません。
その後の無理な勧誘や営業は一切いたしませんのでご安心ください。
【農機具を放置すると故障しやすい?】
農機具を長期間使用しない場合、故障する可能性が高くなる理由はいくつかあります。
農機具に限らず、機械全般に共通するものであり、適切なメンテナンスが行われていない場合に特に顕著になります。
・バッテリーの劣化・放電
長期間エンジンをかけないと、バッテリーが自然に放電してしまいます。
特に寒冷地ではバッテリーがさらに早く劣化することがあり、エンジンを再始動できなくなる可能性があります。
・オイルの劣化
エンジンオイルやトランスミッションオイル、潤滑油は使用しない期間が長くなると酸化や劣化が進み、粘度が変わることがあります。
これが原因でエンジンや機械内部の部品が摩耗しやすくなり、故障につながります。
・ゴム部品の劣化
タイヤ、ホース、シールなどのゴム部品は、時間とともに劣化していきます。
特に、使用しない間に紫外線や気温の変化にさらされると、亀裂が入りやすくなり、油漏れや空気漏れ、パーツの破損が発生することがあります。
・燃料の劣化
長期間燃料を使用せずに放置すると、ガソリンや軽油が劣化し、沈殿物やガム質の物質が生成されます。
これが燃料フィルターやインジェクターを詰まらせ、エンジンが正常に動作しなくなる可能性があります。
・サビの発生
農機具は金属部品が多く、特に湿気が多い場所に保管されている場合、長期間使用しないとサビが発生します。
サビは、エンジンやトランスミッション、ブレーキシステムなどの機能に悪影響を及ぼし、最終的には部品の交換が必要になることがあります。
・タイヤの変形(フラットスポット)
長期間同じ場所にトラクターを置いておくと、タイヤに変形が生じることがあります。
これを「フラットスポット」と呼び、タイヤが偏摩耗し、乗り心地が悪くなったり、バランスが崩れてしまうことがあります。
・電子部品の故障
最近の農機具には電子制御システムが搭載されており、湿気や経年劣化により電子部品が故障するリスクが高まります。
特に長期間使用しないと、接点不良や配線の劣化などが発生することがあります。
農機具の場合、離農して不要、商品の買い替えで不要、使っていた農機具の部品だけが残っていて不要、など様々な理由で買取のご依頼をいただいております。
農機具以外の商品も買取しております。
家電、貴金属、ブランド品なども買取しておりますので、まずはお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。
出張リサイクルショップ24時 大森